和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2021年12月01日(水)

2021高校野球和歌山大会 球児の夏 紀南10校の挑戦(6)田辺

球児の夏・田辺高
球児の夏・田辺高
田辺高メンバー表
田辺高メンバー表
【田辺】
守りの堅さで一戦必勝


 約1カ月半ぶりとなった6月1日の練習試合。新家と上村の継投でノーヒットノーランを達成した。エース新家を中心に投手力が高く、守りの堅さで一戦必勝を目指す。

 新家は上手投げと横手投げの使い分けが大きな武器。上からの球威ある直球と横からの変化球で多くの三振を奪う。肘を手術し、昨夏は投げられず悔しい思いをしたが、横手投げに挑戦するきっかけになった。

 上村は多彩な変化球で打者を惑わす。家高はコントロールが良く、内と外の出し入れで打ち取る。

 捕手と投手を兼ねる平野は、下級生よりも早くグラウンドに来て準備する真面目な性格が評価され、主将に選ばれた。捕手を本格的に始めたのはこの春だが、すぐに対応。「新家はすごい球を投げるので捕るのが大変」と笑う。

 2年生で内野手の前芝、中松、中芝を中心に堅い守備で投手陣を助ける。

 勝敗の鍵となるのは打撃。春先から調子が上がらなかったが、試合ができない期間にじっくり練習して、技術が上がった。4番の新家を軸にパワーのある橋本、勝負強い平野が走者をかえす。田中は鋭いスイングで長打も狙える好打者だ。

 谷口光は昨年の県新人大会、紀三井寺球場で2打席連続本塁打を放つなど、波に乗ると手のつけられない選手だ。

 率先してグラウンドのトイレ掃除に取り組む選手もいる。田中監督は「何事にも一生懸命取り組み、これだけやったと思えるようになれば、野球の神様がこちらを向いてくれると思う」と話している。