和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年04月25日(木)

夏の大舞台始まる 高校野球、入場行進は主将のみ

行進する各チームの主将(9日、和歌山市の紀三井寺球場で)
行進する各チームの主将(9日、和歌山市の紀三井寺球場で)
 第103回全国高校野球選手権和歌山大会(県高校野球連盟主催)が9日、39校が参加して和歌山市の紀三井寺球場で開幕した。夏の甲子園へつながる大会は2年ぶり。開会式は雨の影響で1時間遅れて始まり、各校の主将がチームを代表して1人ずつ入場行進した。


 選手宣誓は、海南の冷水悠真主将(3年)が務めた。開会式の後の開幕試合は、笠田―紀北農芸。

 昨年は、新型コロナウイルスの感染拡大で全国大会と地方大会が中止になり、県高野連主催の独自大会が無観客で開かれた。今回は全試合を有観客とするが、一般の入場者は1日最大1400人に限定して開催する。

 控え選手や学校関係者が利用する一塁側と三塁側のアルプス席は試合ごとの入れ替え制で、各校の上限は300人。スタンドでの吹奏楽の応援は禁止し、各校が事前に録音した音源を球場で流す。

 一般の入場料は大人700円、中高校生300円(生徒証などの提示が必要)、小学生以下無料。密を避けるために外野芝生席も利用する。

 入場時に検温や手指の消毒を実施、体温が37・5度以上の人は入場できない。マスクの着用や、観客同士の距離を確保すること、大きな声での応援は控えることなどを呼び掛けている。観戦後は、万一に備えて氏名や体温、電話番号などを記入した「一般観戦者入場カード」の提出を求める。