和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2021年10月27日(水)

くくりわなにクマ 田辺市龍神村

左前脚がわなに掛かったクマ(14日午前10時すぎ、和歌山県田辺市龍神村甲斐ノ川で)※望遠レンズで撮影
左前脚がわなに掛かったクマ(14日午前10時すぎ、和歌山県田辺市龍神村甲斐ノ川で)※望遠レンズで撮影
 14日午前9時ごろ、和歌山県田辺市龍神村甲斐ノ川に設置されていた「くくりわな」にツキノワグマがかかった。場所は、集落のある地点から林道玉谷線を2キロほど入った地点。パトロールしている人が見つけ、龍神行政局に通報した。

 現場では、クマが暴れて倒したとみられる木が道をふさいでいる。行政局は防災・行政メールで「付近を通行する場合や外出する場合は、十分注意して」と呼び掛けた。県は専門の業者を呼び、麻酔銃で撃って捕獲した上で、山に返すという。 

 県自然環境室によると、紀伊半島にはツキノワグマが約180頭生息しており、絶滅の恐れのある地域個体群として県のレッドデータブックでは絶滅危惧1類に分類している。今は餌を求めて動く時季だが、今年はこれまで出没していなかった場所でも目撃されている。「山に餌が少ないのかもしれないが、原因ははっきり分からない」という。