和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2021年12月09日(木)

トルコ舞踊でおもてなし 串本に観光特急「銀河」到着

銀河の前で民族舞踊を披露する串本町トルコ文化協会の関係者ら(18日、和歌山県串本町串本で)
銀河の前で民族舞踊を披露する串本町トルコ文化協会の関係者ら(18日、和歌山県串本町串本で)
横断幕を掲げて銀河を歓迎する田嶋勝正町長(中央)や町マスコットキャラクターら=17日、和歌山県串本町串本で
横断幕を掲げて銀河を歓迎する田嶋勝正町長(中央)や町マスコットキャラクターら=17日、和歌山県串本町串本で
南紀熊野ジオパークガイドの会の上野一夫会長(中央奥)から橋杭岩について説明を受ける乗客ら=17日、和歌山県串本町くじの川で
南紀熊野ジオパークガイドの会の上野一夫会長(中央奥)から橋杭岩について説明を受ける乗客ら=17日、和歌山県串本町くじの川で
 JR西日本の観光特急列車「WEST EXPRESS(ウエスト エクスプレス)銀河」の運行が16日から始まった。和歌山県串本町串本のJR串本駅で17、18の両日、田嶋勝正町長や町のマスコットキャラクターらがホームで出迎えたほか、ガイドが国の名勝・天然記念物「橋杭岩」を案内したり、町トルコ文化協会が民族舞踊を披露したりして乗客を歓迎。関係者は「これを機に改めて串本へ来てほしい」と観光客の再訪につながることにも期待していた。


 銀河は京都―新宮駅間を運行。京都から新宮へは夜行で、新宮から京都の列車は昼行。運行は12月22日までで1週間に2往復する予定。

 串本駅には17日の午前6時すぎ、約50人の客を乗せて初めて到着した。田嶋町長やマスコットキャラクター「まぐトル」、南紀串本観光協会の関係者らが「ようこそ串本町へ」などと書いた横断幕を掲げ、旗も振って歓迎。田嶋町長は「待ちに待った銀河が串本に来てくれてうれしい。橋杭岩の見学などを楽しんでいただきたいし、これをきっかけに、改めて串本にゆっくりと観光に来ていただけたら」と話した。

 乗客は途中下車し、バスに乗って同町くじの川にある橋杭岩に移動。地元食材を使った朝食に舌鼓を打ち、上野一夫南紀熊野ジオパークガイドの会会長(73)の説明を聞きながら橋杭岩を見学した。神戸市から訪れたという女性(53)は「橋杭岩を実際に見たのは初めてで、すごくきれいでびっくりした。ガイドさんの説明も分かりやすかった。またゆっくりと串本に来たい」と笑顔を見せた。

 18日は、新宮駅を出発した便が午後2時45分ごろに串本駅に到着。町トルコ文化協会のメンバー6人が華やかな衣装を着て民族舞踊を披露し、乗客と一緒に記念撮影もして交流した。大阪市から訪れた女性(43)は「すてきな踊りをとても楽しませてもらった」と笑顔。駅では特産品などの販売もあった。

 踊りに参加したトルコ出身のドゥルナ・オズカヤさん(33)は8月5日に町国際交流員の任期が終わるため、町トルコ文化協会と一緒に活動するのは今回が最後。「いろいろ思い出しながら踊った。寂しい気持ちだが、こんな機会があってよかった」と話した。

 町トルコ文化協会では今後も月1回、舞踊を披露して銀河を歓迎する予定。二河田香織代表(45)は「乗客の皆さんが足を止め、踊りに注目してくださってとてもうれしかった。今後も串本とトルコの深いつながりを知っていただけるよう頑張りたい」と話していた。