和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2019年09月18日(水)

田辺祭で花火打ち上げへ 有志が企画、引きそろえの魅力向上

昨年7月の田辺祭で旧会津橋に引きそろえられたお笠(和歌山県田辺市本町で)
昨年7月の田辺祭で旧会津橋に引きそろえられたお笠(和歌山県田辺市本町で)
 闘鶏神社(和歌山県田辺市東陽)の例大祭「田辺祭」宵宮(24日夜)で、笠鉾(かさほこ)と衣笠(きぬがさ)が旧会津橋に並ぶ引きそろえに合わせ、有志が花火の打ち上げを計画している。祭りの参加者が減少する中、魅力を広く伝えるきっかけにしたいという。

 世界遺産の闘鶏神社は今年創建1600年、田辺祭は460回目となる。しかし近年、少子高齢化などで祭りは担い手も見物客も減少。市内在住でも引きそろえを知らない若者が多いという。

 花火は、田辺祭好きの有志でつくる「花火で彩る田辺祭実行委員会」が企画した。実行委員長で、同市南新町の衣料品店経営、横矢雄一朗さん(35)は「新しいイベントも大事だが、昔からある地域資源を生かしたい。田辺には世界に誇れる文化や歴史があることを伝えたい」と意気込む。

 引きそろえは、ちょうちんや電飾の明かりが橋の上に並ぶ宵宮の「見せ場」で、海外のテレビCMに起用されたこともある。「花火が加わり、より写真映えする。SNSなどで世界に発信してもらいたい」という。画像共有サイト「インスタグラム」で投稿するフォトコンテストも行う。

 花火は24日午後9時40分ごろ、会津川で65発を打ち上げる予定。打ち上げ時間は1分ほど。会津橋や田辺大橋からだと笠鉾と花火の両方が見られるという。実行委は実現に向け、協賛金を募り、商店などに募金箱も設置している。

 24日は田辺第一小学校グラウンドに臨時駐車場が設けられる。午後8時~10時半。