和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年10月08日(火)

地元産食材で「わかやまのあられ」

包みに牛馬童子をあしらった「わかやまのあられ」
包みに牛馬童子をあしらった「わかやまのあられ」
 和歌山県田辺市龍神村の地域活性化団体「龍神はーと」は、龍神村産のシイタケや麦みその他、梅など県内産の食材を使った新商品「わかやまのあられ」を発売した。

 製造は「高砂アラレ」の屋号で知られる創業九十余年の老舗「増田米菓」(岩出市)に依頼。蒸したもち米を機械のきねでついて作っている焼きあられ。サクッとした食感があるという。

 シイタケ、麦みそ、南高梅、ぶどう山椒(さんしょう)を使った4種類があり、それぞれに「龍神みそ味」「しいたけ塩味」「梅ざら味」「山椒塩バター味」の商品名を付け個包装した。価格は各540円(税込み)。四つをまとめて箱に入れたものは2360円。

 包装紙に世界遺産・熊野古道中辺路のシンボル的存在として親しまれている、田辺市中辺路町の牛馬童子像をあしらった。龍神はーとによると、主に熊野古道の土産品として売り出したいという。担当者は「コロナ禍で帰省できない知人らに、和歌山の懐かしい味として贈るために買い求める人もいる」と話している。

 販売場所は、田辺市龍神村龍神の道の駅「田辺市ごまさんスカイタワー」と宿泊施設「季楽里龍神」、同市中辺路町近露の道の駅「熊野古道中辺路」、同市湊のJR紀伊田辺駅前にある市街地活性化施設「田辺エンプラス」、和歌山市の南海和歌山市駅にある複合施設「キーノ和歌山」の蔦屋書店。