和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2022年07月05日(火)

田辺市街地への県道改良進む みなべ町清川

拡幅工事が進む県道芳養清川線(和歌山県みなべ町清川で)
拡幅工事が進む県道芳養清川線(和歌山県みなべ町清川で)
みなべ町清川の県道芳養清川線で工事が進む「清川工区」
みなべ町清川の県道芳養清川線で工事が進む「清川工区」
 和歌山県みなべ町清川の県道芳養清川線で道路の改良工事が進んでいる。「清川工区」として延長約600メートルにわたって道路を拡幅したり、カーブを少なくしたりする。完了すれば、清川地域の同県道はすべて2車線になる。


 この県道は、田辺市芳養町から中芳養、上芳養を経て、みなべ町清川までつながる地域の幹線道路。清川側では南部川沿いがすべて改良され、上芳養との境界付近の面谷トンネルと前後の道路が2018年春に新しく整備された。残すは面谷トンネル近くから南部川沿いまでの清川工区だけとなっている。田辺市側もほとんどが2車線になっているが、上芳養の中芳養との境界近くが工事中で、清川地域との境界付近はセンターラインのない道路が続く。

 清川工区は県が17年度から事業に取り掛かり、19年度に着工した。車両が対向できない場所もあり、山の斜面を削ったり、谷側に建設材を盛ったりして道路を拡幅し、カーブを少なくしている。

 今後、南部川近くで大きくカーブした狭い区間を改良するため、新たにバイパスを設ける。延長約150メートルで3カ所に橋を架ける。

 県日高振興局建設部は「できるだけ早い完了を目指したい」としている。総事業費は約12億円の予定。

 この県道は、清川地域の住民にとって田辺市街地方面に行くための生活道路。通勤のほか、買い物や病院に行くのに利用する人が多く、道路の整備を働き掛けてきた促進協議会の副会長で地元の清水良一さん(79)は「道が広くなると通りやすくなり、安全に通行できるようになるのでありがたい」と話す。10年前の紀伊半島大水害の際、この県道も国道424号も土砂崩れで通れなくなったこともあり「できるだけ災害に強い道路にならないかと思う。上芳養の区間でも早く拡幅してもらいたい」と話している。

 清川工区は現在、時間制限通行止めとなっている。午前9時~正午、午後1時~3時、3時15分~5時が工事のために通行できない。日曜は解除。4トン超の車両は時間帯や曜日に関係なく通行できない。