和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2021年10月27日(水)

梅雨空焦がす神の炎 熊野那智大社で扇祭り

参道を練り歩く燃え盛る大たいまつを持った男たち(和歌山県那智勝浦町で)
参道を練り歩く燃え盛る大たいまつを持った男たち(和歌山県那智勝浦町で)
 和歌山県那智勝浦町那智山の世界遺産・熊野那智大社(男成洋三宮司)は14日、例大祭「那智の扇祭り」を営んだ。梅雨で勢いを増した那智の滝の前で、燃え盛る大たいまつを持った白装束の男たちが練り歩き、境内は熱気に包まれた。

 「那智の火祭」とも呼ばれる国の重要無形民俗文化財。大社によると、もともと那智の滝付近で祭られていた神々が年に1度、滝に里帰りをし、神威を新たにする神事。

 祭りのクライマックスでは、那智の滝の姿を表したという扇みこしを迎えるため、最大で約50キロある12本の大たいまつを抱えた白装束の男たちが「ハーリャ、ハーリャ」と威勢よい掛け声を上げながら、大社の別宮「飛瀧神社」の参道を練り歩き、訪れた多くの参拝客を魅了した。