和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2022年07月01日(金)

和歌山県の護摩壇山で一休み 南方に渡るツバメ

電線に止まって羽を休めるツバメ(和歌山県田辺市龍神村龍神で)
電線に止まって羽を休めるツバメ(和歌山県田辺市龍神村龍神で)
 和歌山県田辺市龍神村龍神、護摩壇山森林公園の管理事務所(標高1150メートル)近くで今年も、南方へ渡る途中のツバメ数十羽が見られた。公園の管理人、湯川明夫さん(62)によると、今年は例年に比べると、少し早めだという。

 ツバメは、春に東南アジアから日本に飛来して巣を作り子育てをする。秋になると東南アジアに戻る。

 湯川さんによると、護摩壇山では普段ツバメは見られないが、毎年今頃になると、管理事務所近くの電線に止まっているのを見掛ける。今年は例年よりやや早く8月27日に目撃した。群れが見られるのは1日か2日だけで長居することはない。近年は数が減っているという。

 日本野鳥の会県支部によると、渡りの初期は若鳥が多く、後期は親鳥も増える。護摩壇山は渡りのルート上に位置しており、和歌山県よりも北の地域で繁殖を終えた群れが南下して来て羽を休め、その後、紀中で一番の渡りのルートである日ノ御埼付近へ向かい、紀伊水道を越えて四国へ移動する。

 山では風に乗りやすいので体力をあまり使わず済み、護摩壇山ではツバメの他にも、いろいろな渡り鳥が付近を通過しているという。