和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2020年10月26日(月)

肩身狭く甲羅干し 絶滅危惧のイシガメ

甲羅干しをするニホンイシガメ(和歌山県紀南地方で)
甲羅干しをするニホンイシガメ(和歌山県紀南地方で)
 梅雨の晴れ間、在来種ニホンイシガメが、河川やため池で甲羅干しをしている。近年、生息環境の悪化や外来ガメの台頭などの影響で、減少している。

 イシガメはかつて、どこにでもいるカメだった。近年、護岸工事などによる生息場所の減少に加え、外来種のミシシッピアカミミガメ(通称ミドリガメ)が水辺を占拠するようになった。飼育目的の捕獲圧力もある。

 それらに押されるように生息数が激減しており、環境省のレッドリストで準絶滅危惧に分類されている。

 イシガメは主に、山麓部の河川や池沼などに生息する。雌の方が大きくなり、甲長は20センチを超える個体もある。背甲は黄色から茶褐色で、腹甲は黒色をしている。背甲の中央に1本のキール(うね)がある。