和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2021年10月24日(日)

和歌山県警が「再編後を考える会」 新宮への串本署統合で

串本署で開かれた「警察署再編後の串本町・古座川町における安全安心を考える会」(2日、和歌山県串本町串本で)
串本署で開かれた「警察署再編後の串本町・古座川町における安全安心を考える会」(2日、和歌山県串本町串本で)
 和歌山県警は2日、来年4月に串本署を新宮署に統合するとしている再編計画について住民の不安や要望を聞きながら進めていきたいと、串本町串本の串本署で「警察署再編後の串本町・古座川町における安全安心を考える会」の初会合を開いた。地元首長らが参加して意見を交換。年内に第2回を開く予定という。


 県警は今年3月、マンパワーを集中して運用することや大規模災害時に警察機能が喪失することを防ぐことなどを目的に警察署の再編案を発表。串本署の管轄である古座川町と串本町を新宮署、すさみ町を白浜署が担当し、串本署は「新宮署串本分庁舎(仮称)」として運用するなどとしている。

 この計画を巡っては串本、古座川、すさみの3町や地元の22団体が5月27日、「安全で安心な日常生活を脅かす恐れのある再編案」などとして、串本署の存続を求める要望書を仁坂吉伸知事らに提出。

 その後、警察署の再編にかかる費用が盛り込まれた一般会計補正予算案が提案・可決された県議会6月定例会では、県警の親家和仁本部長が一般質問に答え「治安水準を落とさないよう全力を挙げる」と述べたほか、統合後も運転免許証の更新業務を引き続き扱うよう再編案を改める方針を明らかにしている。

 串本署で2日に開かれた「考える会」には、串本町の田嶋勝正町長や古座川町の西前啓市町長、東牟婁郡選出の佐藤武治県議、串本地区警察官友の会の小森正剛会長、串本署協議会の仲裕正会長、同署管内防犯協議会の須賀節夫理事・監事のほか、警察側から串本署の泉政勝署長と新宮署の山田守孝署長、県警本部警務課の高砂浩之課長らが出席。司会を務めた泉署長が出席者を紹介した後、高砂課長が再編計画について改めて説明した。

 串本署によると、出席者からは「再編後の初動体制は大丈夫なのか」「夜間の体制はどうなるのか」「住民に対して周知を徹底してほしい」といった質問や要望があったという。

 同署の川端宏季次長は「これからも引き続き協議をして丁寧に説明し、ご意見を頂きながら進めていきたい」とし、田嶋町長は「再編後に住民が不安を感じることがないよう、問題点を議論していきたい」と話していた。