和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2021年10月27日(水)

旬の野菜に常連客も 田辺市本宮町、お年寄りが毎週朝市

朝市に並んだ新鮮な野菜を買い求める常連客(和歌山県田辺市本宮町小津荷で)
朝市に並んだ新鮮な野菜を買い求める常連客(和歌山県田辺市本宮町小津荷で)
 和歌山県田辺市本宮町の小津荷集会所で、毎週木曜日に地域のお年寄り7人が育てた野菜を持ち寄って朝市を開いている。無農薬で育てた旬の野菜は評判が良く、地区外にも常連客がいるという。


 朝市は、本宮町小津荷の住民でつくる「ごぼうの会」(垣本公江会長)が2008年から開いている。地区の婦人会を改名したもので、70~90代の会員7人が、それぞれの畑で季節ごとの野菜を栽培し、販売している。買いに来てくれた人への感謝の気持ちを込めて、値段はほぼ全て100円にしている。

 会員が毎月2人ずつの当番制で売り場に立ち、夏場は午前7時ごろ、冬場は午前8時ごろから販売を始める。売り上げを出品者に渡すため、朝市がある日は毎週正午すぎから集会所に集まり、お茶を飲みながらおしゃべりも楽しむ。会員の垣本美枝子さん(76)は「みんなで集まる朝市の日が毎週楽しみで、元気の秘訣(ひけつ)」と笑う。

 2日にあった朝市では、ピーマンやカボチャ、キュウリといった66点の新鮮な野菜が売り場に並び、買い求める常連客で列ができた。毎週買いに来ているという本宮町請川の堅田百合子さん(84)は「野菜はほとんどここで買っている。ここの野菜は安くて量が多く、新鮮でおいしい」と魅力を語った。

 垣本会長(73)は「できるだけ良いものを提供しようと、栽培方法を工夫しながら無農薬で育てている。大事に育てた野菜を買ってもらえるのがうれしく、朝市の日にみんなでにぎやかにおしゃべりをするのも楽しい。まだまだこれからも続けていきたい」と話した。