和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2019年10月20日(日)

自転車そのまま観光バスに 車内にラック、最大25台積載

天井部分にラックを設置し、自転車をそのまま載せられるようにしたバス
天井部分にラックを設置し、自転車をそのまま載せられるようにしたバス
 和歌山県白浜町堅田の「田辺観光バス」は、観光バスの天井部分にラックを設置し、スポーツ用自転車をそのまま車内に持ち込めるようにした。トランクと合わせて最大25台分を積むことが可能になる。同社は「自転車観光や大会へのチーム遠征など、バスの新しい利用方法として提案していきたい」と話している。

 スポーツ用自転車は一般的に、前後輪を取り外して専用の袋に収納して運ぶ。同社では昨年、社員の永田勇さん(54)が観光バスのトランクにスポーツ用自転車を積載できる器具を開発。自転車の前輪だけを外して立てたまま固定し、16台分を積み込めるようにした。

 今回は、バス後方の座席がコの字形になる「サロンバス」の天井部分にラックを設置。自転車を分解せずにそのまま車内に持ち込み、ハンドルを引っかけて9台分を積むことができるようにした。同社によると、一度に25台分の自転車を積載できるバスは珍しいという。

 6月には田辺市のトライアスロンチームが、愛知県であった大会に出場する際にバスを利用。参加者からは「輸送の手間が省け、余計なことを考えずにレースに専念できた」「帰り道は疲れた体をゆっくり休められた」との声が寄せられた。