和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2019年08月18日(日)

神島 頼もしい先頭打者

3回に中越え2塁打を放ち、先制点を挙げる蓑田訓哉(21日、紀三井球場で)
3回に中越え2塁打を放ち、先制点を挙げる蓑田訓哉(21日、紀三井球場で)
 「打てばチームが勢いづく」と中瀬学監督(40)が大きな信頼を寄せるのは、先頭打者で3年生の蓑田訓哉(18)だ。

 1年生からのレギュラー。その責任感から「自分が打たないとチームが勝てない」と、部活を終えて帰宅後もバットを振るなど人一倍練習に打ち込んできた。

 1回戦の橋本戦では、2安打を打ったものの「緊張して力が入ってしまい、自分のスイングができなかった」と悔やんだ。

 この日は3回無死一、二塁の好機で打順が回ってきた。得点は0―0。「頑張っている投手を楽にさせたい。絶対に点を取る」と打席に立った。直球を振り抜き、中越え二塁打。先制点をもぎ取った。

 この一打で打線が活気づき、一挙4点を奪った。蓑田は投手として先発した岩間凌輝(17)の左翼二塁打で生還。ベンチに戻ると、仲間から「いつも通りのバッティングができたな」と笑顔で迎えられた。

 4回にも蓑田は中越え三塁打を放ち、この日は2安打1打点。自身に課す「先頭打者として塁に出る。長打を打ってチームに勢いをつける」という目標通りの活躍を見せた。

 スタンドに駆け付けた家族や親戚の応援も力になった。弟の聡馬(16)は兄の活躍に「やっぱりすごいと思った。努力し続けてきた兄を尊敬している」と声援を送った。

 次の相手は、昨年の秋季近畿県予選で逆転負けをした日高。「リベンジする」と雪辱を誓った。(敬称略)