和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2019年12月12日(木)

串本にジオパークセンター完成 情報発信、研究の拠点に

南紀熊野ジオパークセンターの玄関ホール。床に紀伊半島の大きな地図が描かれている(和歌山県串本町潮岬で)
南紀熊野ジオパークセンターの玄関ホール。床に紀伊半島の大きな地図が描かれている(和歌山県串本町潮岬で)
 和歌山県紀南地方に広がる貴重な地質遺産の情報を発信する「南紀熊野ジオパークセンター」が、串本町潮岬の潮岬観光タワー隣接地に完成した。27日正午にオープンする。

 県が約7億4千万円をかけて建設した。紀南の9市町村などに広がる貴重な地質遺産「南紀熊野ジオパーク」の総合案内所として情報を発信するほか、調査研究の拠点となる。

 施設は木造2階建て、延べ床面積978平方メートル。1階には、最新の大型地形模型とプロジェクションマッピングによる映像や実験、体験装置で熊野の大地の成り立ちや自然、生き物などを紹介する展示室のほか、実習室、事務室。2階には、大地のドラマを上映する映像室のほか、セミナー室、会議室がある。

 センターには研究員を含む職員6人が勤務。それとは別に南紀熊野ジオパークガイドの会(上野一夫会長)の会員が交代で2人常駐して館内を案内し、解説する。

 オープン当日は、午前11時からセレモニーを開き、関係者や子どもたちが完成を祝う。

 同センター開設準備室の前安昭さん(55)は「触って、見て、遊べる施設で、子どもが楽しめ、専門家も学べる。橋杭岩や一枚岩、那智の滝がどういうふうにしてできたか学んで、現地に訪れてもらいたい」と話している。

 開館時間は午前9時~午後5時。年末年始(12月29日~1月3日)は休館だが、それ以外は無休。入館は無料。問い合わせは南紀熊野ジオパークセンター(0735・67・7100)へ。