和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2021年11月28日(日)

キイジョウロウホトトギス見頃 和歌山県みなべ町

見頃を迎えたキイジョウロウホトトギス(6日、和歌山県みなべ町清川で)
見頃を迎えたキイジョウロウホトトギス(6日、和歌山県みなべ町清川で)
黄色い花を咲かせたキイジョウロウホトトギス(和歌山県田辺市龍神村殿原で)
黄色い花を咲かせたキイジョウロウホトトギス(和歌山県田辺市龍神村殿原で)
 和歌山県みなべ町清川で、キイジョウロウホトトギス(ユリ科)の花が見頃を迎えている。「山里の貴婦人」と呼ばれる黄色い釣り鐘のような上品な花が、訪れた人を和ませている。

 妙見神社や清川郵便局近くにある梅畑脇のほか、各地の民家の石垣で咲いている。地元住民によると、今季は例年より1週間ほど早く9月下旬から咲き始めたという。来週末までが見頃とみられる。

 この花は、紀伊半島南部の固有種で山中の湿った崖に生える。地元の陶芸家、西村修次さん(71)の工房前庭でも咲いている。西村さんによると、20年以上前にすさみ町内で育てている人に苗を譲ってもらって植えた。「環境が合っていたのか、放っておいても毎年咲いてくれる」と話す。ここから株分けして植えた家も何軒かあり「大事に育てられ、今年もきれいに咲いている」と喜ぶ。

 2年前には地域活性化を目的に住民団体「キイジョウロウホトトギスの会」が苗を各地に植えている。勝股優会長(30)は「花は今がピーク。ぜひ見に来てもらいたい」と話している。

■龍神村の民家でも

 田辺市龍神村殿原の杉本町子さん(71)宅でも、キイジョウロウホトトギスが見頃を迎え、近所の人が観賞に訪れている。

 3年ほど前に知人から株を分けてもらい、日陰になっている山側の石垣に植えた。今では40株ほどに増え、今年は9月下旬から徐々に咲き始めた。見頃は今月中旬ごろまでという。

 近所の人も「黄色の花がかわいらしい」とめでている。