和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2021年10月18日(月)

「分身ロボット」体験 白浜の障害者通所施設

オリヒメの操作を体験する利用者(和歌山県白浜町で)
オリヒメの操作を体験する利用者(和歌山県白浜町で)
 和歌山県白浜町の障害者通所施設「白浜コスモスの郷」で7日、遠隔でコミュニケーションが取れる人型ロボット「オリヒメ」の体験会があった。


 オリヒメはインターネットを通じて操作できる高さ23センチの”分身ロボット”。カメラ、マイク、スピーカーが搭載されており、「うん」「手を振る」といった項目を選択すれば、頭や手を動かすこともできる。ロボットの研究開発と製造販売を手掛ける「オリィ研究所」(東京都)が開発した。

 オリヒメの特徴は、「その場にいる」という感覚を双方向で共有できることで、身体障害などで移動が自由にできない人が遠隔操作によって自宅にいながらカフェで接客をするなど、就業につながっている事例もあるという。

 コスモスの郷は、障害者の生きがいや社会参加の可能性を探ろうと、オリヒメ1台をオリィ研究所から2週間レンタルした。

 利用者は、タブレットの画面でオリヒメを操作。動作の指示を出し、身ぶり手ぶりを交えながら会話を楽しんだ。

 利用者の立本義晶さん(29)は「オリヒメを使った会話は楽しかった。見た目もかわいらしい」と話した。

 コスモスの郷はレンタル期間で利用者の反応を見た上で、今後の導入を検討し、活用方法を具体化させたいという。