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2021年12月02日(木)

【東芝】フィルム型ペロブスカイト太陽電池が「CEATEC AWARD 2021」の経済産業大臣賞とカーボンニュートラル部門・グランプリを受賞

2021-10-18
株式会社 東芝
東芝デジタルソリューションズ株式会社



フィルム型ペロブスカイト太陽電池が「CEATEC AWARD 2021」の
経済産業大臣賞とカーボンニュートラル部門・グランプリを受賞
量子暗号通信がソリューション部門・準グランプリを受賞


「CEATEC AWARD 2021」において、当社グループのフィルム型ペロブスカイト太陽電池が経済産業大臣賞およびカーボンニュートラル部門のグランプリを、量子暗号通信がソリューション部門の準グランプリをそれぞれ受賞しました。
当社グループが経済産業大臣賞を受賞するのは、昨年のマイクロRNA検出技術での受賞に引き続き2回目となります。

経済産業大臣賞受賞・カーボンニュートラル部門グランプリ受賞:
フィルム型ペロブスカイト太陽電池
軽くて曲がる特長から、多様な場所に設置可能な、塗って作る次世代の太陽電池です。再生可能エネルギーの拡大に向けて、実用化へ大きく前進しました。

受賞に至った選考理由について、次のとおり連絡を頂いています。

軽量で柔軟性のあるフィルム型ペロブスカイト太陽電池において、現在普及している多結晶シリコン型の太陽電池と同等の15.1%というエネルギー変換効率を実現。従来では強度不足で設置できなかった場所や曲面、窓など多様な場所に設置することで、再生可能エネルギーの比率を上げることが期待される。従来技術(2ステッププロセス)から1ステッププロセスとすることで、エネルギー効率の向上と生産プロセスの高速化に貢献し、フィルム型ペロブスカイト太陽電池の実用化の推進につながることが評価された。
太陽光発電は、カーボンニュートラル社会の実現において不可欠な要素であるが、重量や形態の面から設置場所が限られていた。しかし、本技術には今後の幅広い実用性が期待され、再生可能エネルギーの導入拡大に貢献するものとして評価された。

 今回の受賞について、開発責任者は次のように受け止めています。

 株式会社 東芝 研究開発センター シニアエキスパート 都鳥 顕司
「このたびは栄誉ある賞をいただき、誠にありがとうございます。フィルム型ペロブスカイト太陽電池は軽量、薄型、フレキシブルな点が特長で、都市部を中心に、従来のシリコン太陽電池では設置が困難だった、耐荷重の小さい工場の屋根や、ビルの壁面・窓など、多様な場所への太陽電池の利用の拡大を可能にする技術です。カーボンニュートラル社会実現への貢献を目指し、一日でも早く実用化できるよう研究開発を進めてまいります。」

(変換効率15.1%を実現したフィルム型ペロブスカイト太陽電池の開発成果は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託業務(JPNP20015)の 結果得られたものです。)


ソリューション部門・準グランプリ受賞:量子暗号通信
 当社グループがデジタル社会の未来を守るために、20年以上の長きにわたり研究・開発してきた、量子物理学の原理法則を応用した理論上盗聴が不可能なセキュアな通信を実現する暗号通信技術です。

 受賞に至った選考理由について、次の通り連絡を頂いています。

デジタル化社会の中で、暗号通信技術の重要性は高まっている。一方で今の技術で解読が困難な暗号も、量子コンピュータの実用化により、将来的に解読されるなどの課題も出て来ている。暗号鍵情報を一つの光子に書き込み送信することで理論的に盗聴が不可能とされるが、通信速度や距離などの制限がある。
東芝の量子暗号通信は、通信速度や距離において他社より秀でており国内外での実績も多くあるのが特徴。セキュリティの高さなど技術力への評価だけでなく、使いやすさを含めて業界におけるメインプレイヤーとなることが期待された。

 今回の受賞について事業開発責任者は次のように受け止めています。

東芝デジタルソリューションズ株式会社 ICTソリューション事業部 QKD事業推進室 シニアフェロー 村井 信哉
「このたびは栄誉ある賞をいただき、誠にありがとうございます。当社グループは、量子暗号通信技術の長年の研究・開発においてこれまで数々の世界初を達成してきました。2020年度には、その成果に裏付けられた量子暗号通信技術を事業化しました。
これからも研究成果を生かした優れたソリューションを提供し、新しい市場の創出と拡大に貢献してまいります。」



プレスリリース詳細へ https://user.pr-automation.jp/r/52037
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