和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2019年09月19日(木)

「真夏日と熱中症」

 朝からセミの大合唱が聞こえる。子どもの頃に親しんだニイニイゼミやアブラゼミではなく、いまはクマゼミの勢力が強いから、鳴き声もひときわ大きい▼雨の日が続き、気温も低かった梅雨が明け、夏の日差しが照り付けて、ようやく出番が来たと喜んでいるのだろう。29日の紀南では、栗栖川(田辺市)で32・9度、白浜で30・3度を記録した。つい1週間ほど前までは、25度を下回る日もあっただけに、ひときわ暑く感じられる▼日中だけではない。日が落ちてもなかなか気温は下がらない。日課としている夜の散歩では、10分も歩けば汗が噴き出してくる。速乾性能をうたう下着までがびっしょりだ▼普段は翌日の原稿に思いを巡らせ、道路端の花にも目がいくのに、この季節になると、早くシャワーを浴びたいということ以外に何も考えられない。そのくせ、途中で切り上げようという発想も浮かばない▼天気予報によれば、山沿いなどでは急な雨や雷があるようだが、全般的には太平洋高気圧の勢力が強く、この暑さはしばらく続くそうだ▼そうなると心配なのが熱中症。暑さに慣れていないお年寄りや屋外で作業する人、課外活動中の青少年には特別の注意が必要だ。水分をしっかり補給し、早め早めの休息を義務付けよう▼とりわけ中高生の部活動を指導する先生方には「安全第一」を心掛けてもらいたい。指導者の取り組み次第で防げるのも熱中症である。(石)