和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2022年07月01日(金)

新聞を子どもの力に NIEセミナーでアドバイス

「県小学校NIEセミナー」で講演する日本新聞協会NIEアドバイザーの中島順子さん(29日、和歌山市で)
「県小学校NIEセミナー」で講演する日本新聞協会NIEアドバイザーの中島順子さん(29日、和歌山市で)
 和歌山県内の小学校教職員を対象にしたNIE(教育に新聞を)のセミナーが29日、和歌山市の和歌山大学付属小学校であった。日本新聞協会NIEアドバイザーの中島順子さん(大阪市立開平小学校教諭)が講演し「新聞を授業に使うことで、子どもが社会で生きる力につなげたい」と話した。

 県NIE研究会が主催した第10回「県小学校NIEセミナー」。県NIE推進協議会などが共催し、紀伊民報などが後援した。県内の小学校教諭約50人が出席した。

 中島さんは、NIEに取り組む小学校の研究授業で、児童が世の中の事象と関連づけて、自分の考えを発表していることに感銘を受け、それ以降約20年実践してきたという。その取り組みにより「子どもの新聞を見る目がきらきらし、いろいろなことを考え、多面的にものを見るようになった」と効果を紹介した。

 一方で、近年、親がニュースをスマートフォンで読むことで、新聞を見たり触ったりしたことのある子どもが少なくなったといい「スマホでは関心のあるニュースが表示されるが、他の知らなければいけないニュースを見る機会がなくなる」と指摘した。

 中島さんの講演の後は、放送作家陸奥賢さんによるワークショップ「まわしよみ新聞編集長養成講座」があった。