和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2021年12月04日(土)

園舎の完成祝う みなべ愛之園こども園来春開園

テープカットで園舎の完成を祝う関係者(24日、和歌山県みなべ町南道で)
テープカットで園舎の完成を祝う関係者(24日、和歌山県みなべ町南道で)
 来年4月に開園する「みなべ愛之園こども園」の園舎が和歌山県みなべ町南道の高台に完成し、24日に竣工(しゅんこう)式が開かれた。園舎を開設し運営する社会福祉法人「イエス団」(神戸市)や町からと工事関係者ら約30人が出席し、テープカットなどで祝った。

 愛之園こども園は町内にある愛之園保育園、南部幼稚園、南部保育所の3園が統合して誕生する。それに向け、園舎が建てられた。定員は0歳児から5歳児までの160人。場所は町が整備している防災拠点エリア内で、法人と町との協定に基づき住民の1次避難所や福祉避難所としての役目も担う。

 竣工式は礼拝の形で執り行い、イエス団の馬場一郎理事が「念願の高台移転がかない、ありがたい。地域の子育てや防災の拠点になる。皆さんの協力を頂き、愛が満ちあふれる場所にしていければと思う」とあいさつ。来賓の祝辞として小谷芳正町長の「三つの園の子どもたちが、優しさであふれ、伸び伸びと遊び、学べる場所になる。関係者に感謝したい」というメッセージを西本豊総務課長が代読。原田覚町議会議長も悲願だった園の移転実現を喜んだ。

 愛之園保育園の神谷羊子園長が園舎完成までの経過を報告し「温かみのある園舎ができた。信頼される園となるよう努力したい」と語った。

 その後、馬場理事や神谷園長、原田議長らが玄関正面でテープカットをし、園舎の完成を祝った。

 園舎は昨年9月に着工し、今年10月に完成した。鉄骨平屋で、屋内の床面積は2347平方メートル、屋外テラスは587平方メートル。内装に木をふんだんに使い、ステンドグラスもあしらって落ち着いた温かみのある雰囲気になっている。部屋は、乳児室や保育室が計11部屋あるほか、遊戯室兼ランチルーム、絵本コーナー、茶室、一時保育室、調理室などもある。とりわけ乳児にきめ細かな対応ができるなど使い勝手の良い造りだという。

 住民の1次避難所や福祉避難所にもなることから、自家発電や受水槽を設備。床暖房を備えた部屋もあり、野外テラスを広くしている。

 園庭の面積は2100平方メートル。遊具は来年2月ごろに設置する。