和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2019年10月16日(水)

滝尻王子に語り部待機 毎月1日、熊野古道を案内

熊野古道館で参加者に説明をする語り部(1日、和歌山県田辺市中辺路町栗栖川で)
熊野古道館で参加者に説明をする語り部(1日、和歌山県田辺市中辺路町栗栖川で)
 「熊野三山の霊域への入り口」とされる和歌山県田辺市中辺路町栗栖川の熊野古道「滝尻王子」で毎月1日の午前中、語り部が待機し、希望者に熊野古道の魅力を話す取り組みが始まった。滝尻王子そばにある「滝尻茶屋」の主催で「語り部の会熊野古道中辺路」(安江樹郎会長)が協力。熊野古道のことを知って歩いてもらおうという試みで、関係者は「気軽にお越しいただければ」と話している。


 語り部の会熊野古道中辺路は毎月1日の朝、滝尻王子を訪れて清掃活動に取り組んでいる。語り部から「せっかく来ているのだから案内をしようか」という声もあり、田辺市地域おこし協力隊として活動し、滝尻茶屋を営む並木真弓さん(41)が協力を呼び掛けて始めた。

 「語り部の語る熊野古道のお話」と題し、午前8時~10時に随時開催。参加者の希望に応じて、15~40分で滝尻王子や近くにある熊野古道館などを案内する。費用は1人500~1500円という。

 今月1日は2人が参加。熊野古道館で、語り部から熊野古道の概要や展示資料などについて教わった中辺路町近露の農業、河原明さん(44)は「知らないことがたくさん。詳しい話を聞くことができて面白かった。本格的に歩いてみたい」と笑顔を見せた。