和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2022年07月05日(火)

みなべ町が空き家調査実施へ 移住者誘致も狙い

和歌山県みなべ町役場
和歌山県みなべ町役場
 和歌山県みなべ町は来年、町内の空き家状況の調査に乗り出す。空き家対策だけでなく、移住者の誘致につなげるのが狙いで、その事業に協力してもらう地域おこし協力隊員も募集する。町は農業後継者の確保につながることも期待している。


 空き家の対策は全国的な課題で、町内でも空き家は年々増えており、将来的に景観を損ねたり、倒壊などの危険性が高まったりしないか心配されている。町は2016年から毎年、傷みが激しい空き家を撤去するために補助を出している。さらに再利用のため空き家の情報発信をするなどの取り組みをしているが、所有者が空き家を貸し出したり、売ったりするケースが少なく、あまり解消されていないのが現状だ。

 そのため町は新たな取り組みとして、利用可能な空き家の掘り起こしを目指す。

 まずは来年早々に町内各区の協力で、空き家の状況を把握。それを基に地域おこし協力隊員に、利用の可能性や所有者が貸し出してくれるかどうかなどを調査してもらう。その後、相談窓口の運営や移住者と所有者のマッチングなどもしてもらう。

 町産業課は「空き家を活用することにより、移住者の受け入れや農業後継者の確保を目指し、地域活性化につなげられればと思う」と話している。

■地域おこし協力隊員募集

 みなべ町の地域おこし協力隊員の募集は2017年度、20年度に続いて3回目。町は「地域の活性化のため力を貸してほしい」と呼び掛けている。来年1月31日まで応募を受け付ける。

 応募資格は来年4月1日現在で20~40歳の人。性別は問わず、三大都市圏をはじめ政令指定都市などに住所があり、委嘱後、みなべ町に住民票を移すことができる人。自動車の運転免許を取得していたり、パソコンの基本操作ができたりするほか、任期終了後も地域に定住してくれる人が望ましいという。

 任期は任用から23年3月31日までだが、活動実績によって2年間延長する。報酬は月額16万6千円で、期末手当が1年に2回ある。その他、家賃の補助や活動用車両とパソコンなどの無償貸与もある。車両は私用では使えない。

 応募は、応募用紙(町ホームページからダウンロードできる)、履歴書、現住所が確認できる書類、地域おこし協力隊として勤務することへの自己PRを800字程度にまとめた作文(A4サイズで書式自由、パソコンでの作成可、作文の最初に住所、氏名を記入)を、郵便番号645―0002 みなべ町芝742、みなべ町役場産業課に郵送か持参すればよい。

 1次選考は書類で、2次選考が面接。問い合わせは町産業課(0739・72・1337)へ。