和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2022年01月23日(日)

医薬品を敷地内に廃棄 和歌山県畜産試験場、汚染土壌は回収

 和歌山県は9日、県畜産試験場(すさみ町)の職員が、かつて畜舎の消毒に使用していた第2類医薬品「クレゾール石ケン液」を敷地内で不適正に廃棄したと発表した。8日から業者に委託し、汚染土壌を回収しており、環境への影響はないという。

 県によると、試験場は農機具舎の改修工事のため、中の物品を運び出す作業をしていた。その中で、男性職員3人が2日、500ミリリットル瓶に入った医薬品119本計59・5リットルを人目に付きにくい場所まで運び、土の上にまいて廃棄した。別の職員が6日、空の瓶を発見し、県畜産課に通報したことで発覚した。汚染範囲は約15メートル×5メートル。

 試験場によると医薬品は30年以上前のものとみられ、現在は使用されていない不要なものだが、本来は、専門の業者に処理を委託すべきで、3人もそのことを把握していた。3人は「医薬品処理の認識が甘かった」などと話しているという。

 この医薬品の原液が目に入った場合は充血し、皮膚に付着するとかぶれるなどの影響がある。医薬品の不適正処理は、廃掃法に違反するという。回収した土壌は試験場に一時保管し、今後適正に処理するとしている。