和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年03月29日(金)

2年ぶりに新春年賀会 田辺商議所が思い新た

2年ぶりに開催した新春年賀会で決意を述べる田辺商工会議所の榎本長治会頭(4日、和歌山県田辺市新屋敷町で)
2年ぶりに開催した新春年賀会で決意を述べる田辺商工会議所の榎本長治会頭(4日、和歌山県田辺市新屋敷町で)
 田辺商工会議所(榎本長治会頭)の新春年賀会が4日、和歌山県田辺市新屋敷町の紀南文化会館であった。昨年は新型コロナウイルスの影響で中止したため、2年ぶりの開催。地元政財界の約180人が出席し、コロナ禍を超えた先の地域活性化へ思いを新たにした。

 榎本会頭は「コロナの流行により、ここ2年間で世の中の仕組みが大きく変化した。一方で、じかに物に触れて買い物をする、じかに自然を感じることの素晴らしさを求める人々の動きが、わが郷土のさまざまな風土、文化、人の魅力と相まって、次世代を開く春の胎動を予感させる」と強調。「10年、20年先も継続していける地域にしていくため、再スタートの年にしたい」と述べた。

 来賓の真砂充敏市長は「これからも協力し合い、地域の経済を少しでも下支えできるよう努力を重ねていきたい。皆さんと、近未来の明るい姿を描きたい」と呼び掛けた。

 年賀会には二階俊博衆院議員、鶴保庸介参院議員のほか、県議や市議も出席。二階議員は「田辺市が中心になって、県全体の発展を引っ張ってほしい」とエールを送った。