競泳の近畿高校選手権（高校総体）がこのほど神戸市であり、神島高校２年の田上侑生さんが、女子８００メートル自由形で標準記録を突破し、全国高校総体（インターハイ）の出場を決めた。

　田上さんは、県総体の女子８００メートル自由形と４００メートル自由形でともに準優勝し、近畿選手権へ出場。近畿では８００メートル自由形で自己ベストの９分３秒００を記録して１２位となり、１７～２０日に熊本市であるインターハイの標準記録（９分１１秒１３）を突破した。

　田上さんが８００メートル自由形でインターハイに出場するのは２年連続。今回は中学３年生の時の自己記録を２年ぶりに更新した。「近畿大会では前半から飛ばしていき、途中までスピードを保てた。全国大会では９分を切ってできるだけ上位を目指したい」と目標を話す。

　田辺市新庄町のドルフィンスイミングスクールに通い、毎日６キロの距離を泳いでいる。６月にあった県選手権では８００メートルと２００メートルの２種目で優勝した。オープンウオータースイミングで茨城国体（９月）の出場を決めるなど調子は上向き。「タイムが伸びなかった時も練習を頑張ったことが良かったのかな」と話している。