和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2022年07月05日(火)

商売繁盛や豊作願う みなべで十日えびす

福娘から福笹を授かる参拝者(10日、和歌山県みなべ町西本庄で)
福娘から福笹を授かる参拝者(10日、和歌山県みなべ町西本庄で)
縁起物を受け取る参拝者(10日、和歌山県みなべ町埴田で)
縁起物を受け取る参拝者(10日、和歌山県みなべ町埴田で)
 和歌山県みなべ町西本庄の須賀神社(前芝弘知宮司)や同町埴田の鹿島神社(亀井隆行宮司)で9~11日、「十日えびす」が営まれ、商売繁盛や豊作、家内安全を願って福笹や縁起物を求める人が訪れた。新型コロナウイルスの終息を願う参拝者もいた。


 須賀神社は、例年なら「宵えびす」の9日に執り行っている餅まきを新型コロナ感染予防の観点から昨年に続き中止にしたが、「本えびす」の10日には2年ぶりに福娘が13人出て、参拝者に鈴を鳴らして福笹などを授けた。

 受け取った田辺市上芳養の農業、崎下勝四郎さん(77)は「土木業もしていた15年ほど前から、御利益を求めて訪れるようになった。大病を患ったが、いまも農業は続けられている。今年も続けることができればと思う」と願いを込めた。

 9日朝の本殿祭には、戎奉賛会が紅白の大鏡餅を奉納した。奉賛会会長の林佳宏さん(68)は「新型コロナが一日でも早く終息し、平常に戻ってほしい。秋の祭りも平年通りにできるよう願いたい」と話した。

 鹿島神社でも10日、福笹を求める参拝者でにぎわった。

 今年も福娘が3人出て、福笹などを授けた。亀井宮司によると、福笹は例年なら2、3千円のものがよく出るが、今年は新型コロナの終息を願ってか5千~1万円のものがよく出たという。境内では焼き芋の振る舞いもあった。

 みなべ町芝、自動車関連事業所の畑野稔さん(81)は「新型コロナで町内の経済は落ち込み、私たちも影響を受けている。なんとか終息するよう願っている」と話していた。