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2022年01月20日(木)

レンチンで“冷たい麺”が完成? 新発売される冷凍食品『冷やし中華』で画期的な新技術を採用

電子レンジでチンして冷たい麺が…ニチレイの新商品『冷やし中華』
電子レンジでチンして冷たい麺が…ニチレイの新商品『冷やし中華』
 さまざま人気冷凍食品を販売するニチレイが、電子レンジでチンすると“冷たい麺”が出来上がる、画期的な新技術(※特許出願済)を使用した新商品『冷やし中華』を発売する。14日、2022年春季の新商品発表会が行われ、詳細が発表された。発売は3月1日より。

【写真】「レンチンなのに…冷たい!?」どうなってるの? 新技術を写真で見る

 新商品『冷やし中華』は、電子レンジで温めても冷たく仕上がるという、独自の技術(※特許申請済)を使用。マイクロ波の影響を受けにくい氷の特性を利用した技術で、レンジ調理後にも適度に氷が残る。それにより、麺を茹でることはもちろん、冷やす手間も省き、冷たい状態で食べることができる。

 ニチレイが行ったアンケート調査によると、「冷やし中華は手作りが“手間”」と感じる人が全体の約8割(「手作りがしにくいメニューは?」冷たい麺類同士の比較)。そこで同社は、火を使わず、短い時間で調理でき、いつでも食べられる冷たい麺類ができないかと考えたそう。「氷」を活用することはすぐに決まったものの、理想の時間内で麺と具材の両方を最適な温度、品質に仕上げることが非常に難しく、構想から約5年、具現化するまで約3年かかったという。「氷を使うという発想だけでは実現できなかったし、今回の技術が可能になるフレキシブルな山形の生産工場があってこそ発売にこぎつけることができた」と、同社の担当者は明かす。

 自社工場で製麺した打ち立て、茹でたての麺を急速凍結することで、生麺のような喉ごしの良い触感、コシを実現。特製醤油だれのほか、自家製煮豚、錦糸卵、オクラ、紅生姜の具材を別トレイ入りにし、具材同士が混ざらず、仕上げのトッピングも楽しめる商品となっている。

 2021年度の家庭用冷凍食品市場は前年度を上回り、過去最高の6,800億円の規模が見込まれる。背景には、社会構造やライフスタイルの変化、新型コロナウイルス感染症対策における在宅時間の増加などが考えられる。それにより、「パーソナルユース需要」 (1人前規格の主食・主菜や、片手で食べることができる軽食のメニューの需要)の増加が顕著になっているという。実際、個食商品で構成された冷凍ラーメン類はコロナ禍前よりも伸長し、前々年比137%にも上る。このような結果を受け、『冷やし中華』は個食商品の第1弾として発売されることとなった。

 新商品『冷やし中華』は、3月1日発売。1人前(360g)、オープン価格。コンビニなどのチルドの冷やし中華がライバルとなりそうだが、「比較はされると思うが、同等かより求めやすい価格帯で提供できるのでは。また、冷凍なので保存ができ、いつでも食べられるのがこの商品のメリット」と、自信をのぞかせる。7~8月頃が同商品のピークと見ており、現在は夏季限定の販売としているが「好評であれば通年販売になる可能性がある」と明かした。

 なお、同商品のプロモーションには、「冷やし中華はじめました」でおなじみのAMEMIYAを起用。新技術を「冷やし中華チンしました」のオリジナルソングに乗せてアピールする。

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提供:oricon news