和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2020年10月28日(水)

餌求め猛スピード 白浜町でユビナガコウモリ

岩場の周りを飛び回るユビナガコウモリの群れ(和歌山県白浜町で)
岩場の周りを飛び回るユビナガコウモリの群れ(和歌山県白浜町で)
 和歌山県白浜町の沿岸で、ユビナガコウモリ(ヒナコウモリ科)の群れが餌の虫を求めて飛び回っている。同町にある海食洞窟で出産と子育てをしており、子どもを含めると最大3万匹ほどになる。

 ユビナガコウモリは前腕長50ミリ前後、重さ15グラム前後と小さい。体色は焦げ茶。県のレッドデータブックで準絶滅危惧に分類されている。

 同町の海食洞窟は紀伊半島最大の保育拠点となっており、町の天然記念物に指定されている。通称「こうもり穴」と呼ばれる。

 辺りが薄暗くなると、洞窟から猛スピードで飛び出し、周辺の外灯や民家の周りなどで餌の昆虫を捕る。

 妊娠雌は6月下旬までに飛来する。その後出産して成長した子どもとともに8月中旬ごろから他の洞窟へ移動を始める。