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2022年05月29日(日)

授業で合気道体験 龍神中、植芝盛平についても学ぶ

五味田潤一さん(手前左)と古川勇喜さんの模範演武を見る1年生=和歌山県田辺市龍神村安井で
五味田潤一さん(手前左)と古川勇喜さんの模範演武を見る1年生=和歌山県田辺市龍神村安井で
 和歌山県田辺市龍神村安井の龍神中学校で18日、合気道の授業があり、1~3年生が学年ごとに植芝盛平記念館(田辺市扇ケ浜)次長の五味田潤一さん(39)らから指導を受けた。

 同校では2019年度から、体育の授業に合気道を取り入れている。3年生は1年生の時から体験しているので高度な技の修練に努め、2年生は技の数を増やすなどして体験を積んでいる。

 1年生22人は初体験。事前の授業で合気道開祖の植芝盛平について学び、構えや受け身などを教わった。この日は柔道着に着替え、1時間目に畳とマットを敷いた体育館で準備運動や受け身の稽古をした。

 2時間目は五味田さんと、同校出身で合気道田辺道場(同市稲成町)の古川勇喜さん(25)による、基本技の一つ「交差取り小手返し」の模範演武を見て教わった。体の軸をしっかりすることや、技を掛ける際の相手のバランスの崩し方、体の裁き方など丁寧な指導を受け、2人一組になって何度も技を掛け合った。

 深瀬伸君(13)は「合気道をするのは初めて。技を見せてもらった時は迫力があってかっこいいと思ったが、いざ自分がしてみたら難しかった。授業で植芝盛平のことや合気道がどういうふうにして始まったのかも習い、興味を持った」と話した。

 古川さんは「生徒たちは楽しそうに学んでいた。これをきっかけに合気道に興味を持ってもらえたらと思う」と語った。

 新行靖校長は「武道の必修化で、田辺市が開祖ゆかりの地であることや、男女問わず習得しやすく、達成感につながると考えて合気道を導入している」と話していた。