和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2022年05月28日(土)

コロナ禍の選挙戦へ 上富田町長選、街頭演説やSNS発信に注力

25日に告示を迎える上富田町長選のポスター掲示板(和歌山県上富田町生馬で)
25日に告示を迎える上富田町長選のポスター掲示板(和歌山県上富田町生馬で)
 新型コロナウイルスの感染急拡大が、和歌山県の上富田町長選(25日告示、30日投開票)に立候補を予定する2陣営の活動に影響を与えている。感染を避けるため、両陣営とも大規模な集会は開かず、街頭演説や会員制交流サイト(SNS)を使った発信を強化し、コロナ禍での選挙戦に挑む。

 立候補を表明しているのは現職の奥田誠氏(58)=自民推薦、無所属=と、元県職員の田中健司氏(60)=無所属=の2人。両陣営は昨年12月に後援会事務所を開設するなど、選挙戦に向けて準備を進めてきた。

 しかし、年明け後はコロナの感染が急拡大。いかに、コロナを広げず、支援を広げるか。さまざまな工夫を凝らしている。

 奥田氏の陣営は告示後に予定していた集会を全て中止する。各地での街頭演説に重点を置き、支持拡大を図る。また、人柄などをアピールするプロモーションビデオを作製し、SNSで発信する。

 田中氏の陣営は、参加者を定員の半分以下となる20~30人程度に抑えた集会を開き、支持拡大を図ってきた。告示後は街頭演説をできるだけ多くし、本人の声を届ける。演説はSNSでも発信する。

 今後の感染状況次第では投票率の低下も心配される。町選挙管理委員会は感染防止対策とともに啓発にも力を入れる。

 12カ所の投票所では入り口に手指用の消毒液を設置する。鉛筆は使い捨てを用意し、使用する人以外は触らないようにする。投票所で作業に当たる職員は、マスク着用の上、フェースシールドも使う。

 また、防災行政無線や広報車を通じ、期日前投票の周知を図る。期日前投票も前回の選挙時より広い会場に変更。記載台を増やすことで、密を避ける。