和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2019年10月22日(火)

災害に備え障害児らが「テント村」体験

 障害児に特化した独自の避難所開設を目指すNPO「ころん」(小川麻美理事長)は8日、和歌山県白浜町堅田の障害児通所施設で、災害時に避難する「テント村」体験をした。同施設や同NPOが運営する田辺市朝日ケ丘の施設に通う小中学生と職員ら約50人が参加し、テントを設営したりチラシで食器を作ったり、備蓄食のおやつを食べたりした。

 同NPOは、災害時に障害のある子どもと家族が安心して避難できる場所をつくることを目指している。昨年は2回、田辺市下三栖の障害児通所施設で水道や電気といったライフラインを止めて「避難所体験」をした。

 今回は、避難所で対応しきれない人数を受け入れる場として、また、大勢で過ごすことが苦手な子どもたちへの対応として、障害児と家族を対象にした「テント村」を開設するための練習として実施。テントや備蓄食などの購入費は日本たばこ産業(JT)の「NPO助成事業」から助成を受けた。

 この日は施設内と駐車場にテント3張りとトイレ用テントを設営。子どもたちも職員と一緒に真剣に取り組んだ。テントの中に入った子どもたちは「おうちみたい」「広い」と楽しんでいた。