和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2022年07月05日(火)

3連休に花見客魅了 古座川町でクマノザクラ満開

水面にも美しい姿を映したクマノザクラ(20日、和歌山県古座川町潤野で)
水面にも美しい姿を映したクマノザクラ(20日、和歌山県古座川町潤野で)
名木と山の向こうから現れた朝日を撮影する写真愛好者(19日、和歌山県古座川町峯で)
名木と山の向こうから現れた朝日を撮影する写真愛好者(19日、和歌山県古座川町峯で)
満開になったタイプ標本木(20日、和歌山県古座川町池野山で)
満開になったタイプ標本木(20日、和歌山県古座川町池野山で)
 和歌山県古座川町内では19~21日の3連休、「町の花」であるクマノザクラが満開になり、訪れた多くの花見客を魅了した。

 同町潤野の山中にあり「潤野の四姉妹桜」とも呼ばれて親しまれているクマノザクラは20日、ほぼ満開となった。18日の大雨でため池に水が張り、美しい姿を水面に映した。

 語り部団体「大辺路長井坂クラブ」は20日、この桜を訪ねるウオーキングイベントを開いた。30人が参加し、同町明神にある「みんなの店」を出発。地元在住のメンバーである山本隆寿さん(68)と上田勝司会長の案内でこの名木を目指し、見どころである潜水橋にも立ち寄りながら片道約2・5キロを歩いた。

 桜まで到着すると、参加者からは「きれい」などと歓声が上がり、桜が水面に映る対岸で撮影をしたり、桜の下で昼食を楽しんだりした。初めて訪れたという、すさみ町の女性(68)は「とにかく光と花と水面のコントラストが美しい。こんなに良い所があるとはびっくり」と喜んだ。

 上田会長は「今年は開花に合わずイベントの開催を2回延期したが、ちょうど満開になったし、ため池にも水がたまって絶好のタイミング。皆さんに楽しんでいただけたと思う」と話していた。

 同町池野山にあるタイプ標本木も満開を迎え、20日正午ごろも、次から次へと花見客が来訪。堺市からバイクで訪れた男性(54)は「クマノザクラを見るのは初めてで、きれい。これから見て回りたい」と笑顔を見せた。

 同町峯の薬師堂前にあるクマノザクラの名木も連休に間に合わせるように満開となり、多くの人でにぎわった。19日は早朝から写真愛好者らが訪れ、午前5時過ぎに到着したという田辺市本宮町の男性(47)は「前日の雨風が心配だったが、持ちこたえてくれてよかった。満開の時に来ることができて満足」と話していた。