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2019年09月16日(月)

大辺路の魅力外国人に 英語版の絵地図を作製

植野めぐみさんが作った英語版の大辺路絵地図
植野めぐみさんが作った英語版の大辺路絵地図
 津市の絵地図作家植野めぐみさんが、熊野古道大辺路を英語で紹介する絵地図の冊子(A4判、28ページ)を作った。沿道の景色や寺社、グルメなどを描き込んでいる。「初めて訪れた外国人が安心して古道歩きを楽しめるよう工夫した。世界中の人に大辺路の魅力を感じてほしい」と話している。

 大辺路は和歌山県田辺市から那智勝浦町までの海沿いのルート。絵地図では田辺市北新町の道分け石を起点に、新宮市の熊野速玉大社まで約120キロを28ページにわたり紹介している。古道や史跡は立体的に描写。レストランやトイレの位置も記している。

 植野さんは大辺路を保全する「大辺路刈り開き隊」でも活動している。メンバーから大辺路をもっと外国人に知ってもらいたいと協力を求められ、2017年1~5月に大辺路の全区間を調査し、絵地図を作製した。

 フリーランスで仕事しながら、世界各地を旅しており、熊野古道の姉妹道・スペインの「サンティアゴ巡礼道」も踏破した。「旅ではこの道で合っているのか不安になることもある。そんな時鉄道が見えたり、集落が現れたりすると安心する。絵地図にはそうした旅人の視点を取り入れた」という。

 絵地図は田辺市湊のあおい書店や同市本宮町のとりいの店、古座川町のぼたん荘、すさみ町、串本町、新宮市の観光協会などで販売している。1500円(税抜き)。