和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年04月24日(水)

イシガメの赤ちゃんよちよち 民家の庭でふ化

ふ化したばかりのイシガメ(和歌山県串本町出雲で)
ふ化したばかりのイシガメ(和歌山県串本町出雲で)
 和歌山県串本町出雲の岡本修司さん(53)宅で20日から、イシガメのふ化が始まっている。11匹がかえる見込み。

 岡本さんは自宅の庭にある池で10年ほど前からイシガメを飼っており、8年ほど前から毎年産卵しているという。今年は飼育している約40匹のうち、2匹が産卵したとみられる。昨年は13匹がふ化した。

 岡本さんは6月4日、池の隣にある砂場でカメが産卵しているのを確認。直径約10センチ、深さ約15センチの穴を掘り、中に長さ約3・5センチの楕円(だえん)形の卵を産み落とす様子を動画に収めていた。

 甲長約3・5センチの赤ちゃんガメには、長いしっぽがあり、頭には卵から出て来る時に殻を割るための角がある。毎年、しっかりと飼育してくれる人に限り譲っているという。