和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2019年09月16日(月)

クジラ漁妨害に備え 県警と海保が訓練

訓練で、反捕鯨活動家のボートに乗り込む海上保安庁の職員(23日、和歌山県太地町で)
訓練で、反捕鯨活動家のボートに乗り込む海上保安庁の職員(23日、和歌山県太地町で)
 和歌山県太地町の太地漁港で23日、同町で9月1日から小型鯨類の追い込み網漁が始まるのを前に、県警と海上保安庁の連携強化などを目的として、反捕鯨活動家による違法行為を想定した合同警備訓練があった。

 この日は警察から50人、海上保安庁から62人、太地町漁協から2人が訓練に参加。県警の檜垣重臣本部長があいさつで「鯨類飼育用のいけすが切断されるなど、依然として厳しい情勢。国際捕鯨委員会脱退や商業捕鯨再開が国際的な注目を集めており、今後、抗議活動が活発化する可能性が否定できない」などと指摘。田辺海上保安部の星﨑隆部長も「今季も十分な注意が必要。訓練を通じて連携を一層密にし、治安維持機関の厳格な姿勢を見せたい」などと参加者に呼び掛けた。

 訓練は、活動家が漁港に係留中の漁船に侵入して積み荷を壊したり、いけすで作業をする漁協職員をボートで妨害したりといったケースを想定して実施。警察官がすぐに駆け付け、ゴムボートに乗った海上保安官もボートに乗り移り、器物損壊や公務執行妨害などで現行犯逮捕した。