和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2022年07月05日(火)

名古屋市との実証実験「道路標識メンテナンスDXプロジェクト」が完了

~独自RPAとドライブレコーダーの活用で、国交省が定める点検業務の効率化に貢献~

● 附属物巡視支援システム「みちてんクルーズ(R)」による愛知県名古屋市との実証実験が3月に完了
● 道路パトロールカーのドライブレコーダーの録画データを元に、道路附属物の変状を確認できるか検証
● 道路附属物の外観目視点検と管理台帳のデジタル化によって業務効率化が期待できることを確認

 古河電気工業株式会社(本社:東京都千代田区大手町2丁目6番4号、代表取締役社長:小林敬一)は、2021年10月に開始した愛知県名古屋市のフィールド活用型社会実証支援「Hatch Meets」の実証プロジェクトにおける実証実験「道路標識メンテナンスDXプロジェクト」を3月に完了しました。
 本実証実験を通して、当社が開発中の附属物巡視支援システム「みちてんクルーズ(R)」の導入により、道路附属物の外観目視点検と維持管理業務の効率化が期待できることを確認しました。

■ 背景
 国土交通省は、2014年の「道路の老朽化対策の本格実施に関する提言」以降、標識や照明などの点検要領を示していますが、数が膨大で業務負荷が高く、道路附属物等の点検実施率は低い状況です。また、人員不足や財政面の課題から、デジタル化・新技術導入によるメンテナンス業務の効率化とコスト最適化が求められています。当社が独自のRPA(Robotic Process Automation)技術を用いて開発している「みちてんクルーズ(R)」は、パトロールカーに取り付けたドライブレコーダーの走行動画から台帳に記載されている位置情報に基づき道路附属物付近の短尺の動画を抽出・データ化し、効率的な点検を支援します。
 フィールド活用型社会実証支援「Hatch Meets(ハッチミーツ)」は産官学が参加し、アドバイザーによる支援のもと、企業ニーズとフィールドのマッチングを行い、実証プロジェクトの創出・支援を行うネットワークコミュニティです。
[画像1]https://user.pr-automation.jp/simg/1782/58827/150_131_20220513112808627dc2383341c.png

フィールド活用型社会実証支援 - Hatch Technology NAGOYA
https://www.hatch-tech-nagoya.jp/f1/

■内容
 今回の実証実験では、道路パトロールカーのフロント・サイド・リア側にドライブレコーダーを設置し、「みちてんクルーズ(R)」を活用することで録画データから道路標識などの道路附属物を特定し、支柱の腐食や標識板の折れ曲がり、ボルトのサビなどの変状を画像データ上で確認できるか検証しました。名古屋市が同時期に実施している道路標識の業務委託の点検結果と照合比較することで、近接目視による点検結果とどれだけ違いがあるかを確認しました。


[画像2]https://user.pr-automation.jp/simg/1782/58827/300_225_20220513112800627dc230ac0d2.jpg

<名古屋市道路パトロールカー>



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<「みちてんクルーズ(R)」巡視画面>

 その結果、「みちてんクルーズ(R)」を導入することで効率的に外観目視点検を行うことができ、道路附属物の様々な変状を広範囲に把握することが可能であることを確認しました。また、デジタル化によりデータの収集と同時に管理台帳を作成でき、継続的なデータの蓄積で経年劣化の進行具合を定点観測できることから、より効率的な道路附属物の維持管理への貢献が期待できることを確認しました。

 「みちてんクルーズ(R)」を利用した外観目視点検は、膨大な数の道路附属物のメンテナンス業務の効率化とコスト削減に有用な手段であり、国土交通省が掲げる「持続可能なインフラメンテナンス」の実現に貢献するものです。本実証実験を通して得られた知見をもって更なる点検技術の向上を図り、道路維持管理業務の効率化・高度化に貢献してまいります。

■名古屋市 緑政土木局 路政部 道路維持課
効率的に外観目視程度の点検を行うことができ、さまざまな変状を広範囲に把握することが可能であった。また、データの収集と同時に管理台帳のデジタル化を行うことができるため、台帳未整備の施設などは維持管理をより効率的に図ることが期待できる。
継続的にデータを蓄積することにより、経年劣化の進行具合を観測することも可能となってくると考えられる。

■実証実験概要
名  称: 道路標識メンテナンスDXプロジェクト
実施期間: 2021年10月~2022年3月
実施対象: 愛知県名古屋市内の市道160km上に敷設されている各道路標識480基
フィールド提供者: 緑政土木局道路維持課、熱田土木事務所
実施内容: 日常の道路巡視時にパトロールカーに搭載したドライブレコーダーで撮影した動画から道路附属物を抽出・解析し、点検作業を支援する附属物巡視支援システムを活用することで、道路標識等の道路附属物の健全性の状態をどの程度把握できるのか検証を行う。

道路附属物維持管理ソリューション「みちてん(R)」シリーズ
https://www.furukawa.co.jp/infra-maintenance/

『みちてん』および『みちてんクルーズ』は日本における古河電気工業株式会社の登録商標です。

■古河電工グループのSDGsへの取り組み
当社グループは、国連で採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」を念頭に置き、2030年をターゲットとした「古河電工グループ ビジョン2030」を策定して、「地球環境を守り、安全・安心・快適な生活を実現するため、情報/エネルギー/モビリティが融合した社会基盤を創る。」に向けた取り組みを進めています。ビジョン2030の達成に向けて、中長期的な企業価値向上を目指すESG経営をOpen,Agile,Innovativeに推進し、SDGsの達成に貢献します。

古河電工グループのSDGsへの取り組み
https://furukawaelectric.disclosure.site/ja/themes/182



プレスリリース詳細へ https://user.pr-automation.jp/r/58827
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