和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2020年10月30日(金)

串本の自然楽しむ 福島の3家族を招待

柴田由香利代表(左から2人目)らとティラミスを作る福島の家族=和歌山県串本町和深で
柴田由香利代表(左から2人目)らとティラミスを作る福島の家族=和歌山県串本町和深で
 和歌山県串本町和深のIターン者らでつくる「南紀おたすけ隊」(柴田由香利代表)は毎年、福島第1原発の事故で被災した家族を保養に招待している。今年は、今月末までに3家族9(大人5、子ども4)人が順次参加。海などの自然を楽しんだり、隊のメンバーと菓子作りをしたりして夏を満喫している。

 今年で6年目を迎える取り組み。費用はチャリティーイベントの収益金や活動に賛同した人からのカンパ、一般社団法人南紀自然エネルギーからの寄付金などを充てている。

 24日は滞在中の2家族5人が同町和深の旧赤瀬小学校に集まり、イタリアの菓子「ティラミス」作りを体験した。

 イタリア出身で、同町に長期滞在中のルージ・チェチェリアさん(30)に手順を教わりながら、卵やマスカルポーネチーズなどの材料を混ぜ合わせた。完成後は全員で試食し、和気あいあいとした雰囲気で雑談を楽しんだ。

 高校1年生の長女と共に毎年のように参加しているという福島市の鈴木みち子さん(58)は「何年たっても支援してくださる方がいることに感謝している」と話した。

 柴田代表(64)は「串本で過ごすことを楽しみにしてくれている家族がいる。これからも続けていきたい」と語った。