和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2022年08月08日(月)

恋の季節に巣穴補修 干潟でハクセンシオマネキ

せっせと巣穴から泥団子を運び出すハクセンシオマネキの雄(和歌山県田辺市新庄町で)
せっせと巣穴から泥団子を運び出すハクセンシオマネキの雄(和歌山県田辺市新庄町で)
 和歌山県田辺市新庄町の内之浦干潟親水公園で、大きな片方のはさみ爪が特徴のハクセンシオマネキ(スナガニ科)が、繁殖期を迎えている。雌を迎えるため、雄は巣穴の補修に余念がない。

 ハクセンシオマネキは、甲幅が2センチほどで甲羅に丸みがある。開発などの影響で生息に適した干潟が激減しており、環境省のレッドリストで絶滅危惧2類に分類されている。県内でも観察できる干潟は限られている。

 潮が引いた親水公園では、雄がはさみ爪を使って巣穴から泥団子をせっせと運び出す姿が見られる。また、雄が大きなはさみを振り上げるウエイビングという行動をすることもある。雌を見つけると、その動きがより激しくなる。繁殖期は5月中旬から9月ごろまで。

 和名は、大きなはさみを振る姿が白い扇を振って踊るように見えることから、付けられたという。