和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2020年08月08日(土)

混乱無く捕鯨解禁 太地町、2日にハナゴンドウ初水揚げ

畠尻湾に追い込まれるハナゴンドウの群れ(2日午前10時52分、和歌山県太地町で)
畠尻湾に追い込まれるハナゴンドウの群れ(2日午前10時52分、和歌山県太地町で)
 和歌山県太地町で1日、小型鯨類の追い込み網漁が解禁された。今年は国際捕鯨委員会(IWC)脱退や31年ぶりの商業捕鯨再開があり反捕鯨団体の動向が懸念されたが、初日、太地漁港に集まったのは国内の動物愛護活動家10人ほどで、「静かな環境で出漁できた」と漁協関係者。漁では2日、今季初めての水揚げがあった。

 初日は午前5時すぎ、太地町漁協太地いさな組合(柚木栄造組合長、22人)の漁船12隻が漁港を出港。「SAVE DOLPHINS AND WHALES いのちを守ろう」と書かれたTシャツを着るなどした日本人が漁港に集まり、愛知県から来たという50代の男性は「子どものころにはクジラ肉を食べたが、外国からものすごく批判されており、今はそういう時代じゃない」と話した。漁港では反捕鯨活動家とみられる外国人の姿は見られなかった。

 初日は水揚げがなかったが、2日は午前11時ごろ、同町の畠尻湾にハナゴンドウ約10頭を追い込んだ。

 小型鯨類の追い込み網漁の対象は9種類。漁期はイルカ類は来年2月末、ゴンドウ類が4月末まで。