和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2020年10月26日(月)

宿泊施設で職業体験 ベトナムとミャンマーの留学生、龍神村

ウィン・ウィン・ピュさん(右)とブー・ゴック・チャムさん=田辺市龍神村龍神で
ウィン・ウィン・ピュさん(右)とブー・ゴック・チャムさん=田辺市龍神村龍神で
 田辺市龍神村龍神の宿泊施設「季楽里龍神」で、ベトナムとミャンマーから留学中の女子大生がインターンシップ(就業体験)で接客に励んでいる。同施設は職業体験で大学生を受け入れているが、留学生は初めて。

 2人は、8月27日からフロント業務に就いているミャンマー人のウィン・ウィン・ピュさん(23)と、9月1日からレストランで勤務しているベトナム人のブー・ゴック・チャムさん(24)。いずれも9月16日まで。

 2人とも群馬県高崎市にある高崎経済大学地域政策学部の学生。学科は違うが、以前からの知り合いという。大学入学前に、日本語の専門学校で会話や読み書きを習得し、接客に支障はないという。

 ウィンさんは、母国に日本企業が進出していて以前から日本になじみがあった。将来は帰国して観光関連の仕事でミャンマーと日本の橋渡しをしたいという。

 自然が豊かな郷里と龍神村がすごく似ていて、休日は借りた自転車で龍神村内を巡って懐かしさを感じている。ものすごいという意味の龍神村の方言「てち」などを教えてもらい、使いこなしている。

 ブーさんは、日本の大学で勉強したいと2015年に来日した。大学では地域貢献などについて学んでおり、若いうちに日本で大学教育を受ける機会を持ってよかったと思うという。

 龍神村は自然が豊かで川や山の美しさに感動している。施設のスタッフが優しく声を掛けてくれて、インターンシップが終わるまで頑張りたいという。

 2人とも毎日のように温泉に入り、すっかりファンに。ウィンさんは「笑顔でフロント業務をこなしたい」、ブーさんは「相手の立場に立って接客に励みたい」と話している。