和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2019年10月18日(金)

威勢良く早船競漕 熊野速玉大社で御船祭

【御船祭で、熊野川の御船島の周囲で競漕する早船(16日、三重県紀宝町で)】
【御船祭で、熊野川の御船島の周囲で競漕する早船(16日、三重県紀宝町で)】
 国の重要無形民俗文化財に指定されている和歌山県新宮市の世界遺産・熊野速玉大社(上野顯宮司)の例大祭「速玉祭」を締めくくる神事「御船祭」が16日に営まれた。多くの人たちが見守る中、大社近くの熊野川で9隻の早船による競漕(きょうそう)が繰り広げられた。


 御船祭では、市内を巡って熊野川の河原に到着した神輿(みこし)から神霊が朱塗りの神幸船に遷されると、9隻の早船が一斉に出発。約1・6キロ上流にある御船島を3周し、ゴールである「上札場」への先着を競う。続いて神幸船などが御船島を回り、御旅所へ向かう。


 この日は午後4時半ごろ、11人の男たちが乗り込んだ早船がスタート。御船島近くに姿を現すと、観客から「来たぞー」「頑張れ!」などと声援が飛び、若者らは櫂(かい)を力強くこぎ、競り合いながら島を回った。