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2020年06月02日(火)

最後の演奏会へ 田辺第九合唱団が結団式

最後の演奏会に向けて開かれた、田辺第九合唱団の結団式(9日、和歌山県田辺市新屋敷町で)
最後の演奏会に向けて開かれた、田辺第九合唱団の結団式(9日、和歌山県田辺市新屋敷町で)
 「田辺第九の会」(榎本長治会長)は9日、和歌山県田辺市新屋敷町の紀南文化会館で、田辺第九合唱団の結団式をした。団員や同会実行委員ら約150人が出席し、12月にある最後の演奏会に向けてスタートした。

 演奏会は、市教育委員会と田辺第九の会主催。市文化協会と紀伊民報が後援。指導者の引退や合唱団員の高齢化などが重なり、1979年の第1回演奏会から続いた歴史に幕を閉じる。

 合唱団は、賛助出演の田辺中学校・高校合唱部とともに、最後の公演となる12月8日の第34回「田辺第九演奏会 ラスト・コンサート」に出演。ベートーベンの「交響曲第9番ニ短調作品125『合唱付』」を披露する。12月14日には、大阪市である関西フィルハーモニー管弦楽団の第九特別演奏会にも出演する。

 今回は、合唱団への参加申し込みが相次ぎ、出演する団員数は過去最大となる見込み。合唱が初めてという人も含めて新団員も約30人集まった。会場の紀南文化会館大ホールの舞台に立てる人数を250人に増やしてもらい、対応しているという。

 合唱団を指導する原盾二郎さん(82)=田辺市朝日ケ丘=は「最後の第九ということで、私も心を奮い立たせて、頑張ろうと思う。みんなで一つの歌声にするためには、練習が絶対に必要。みんなで協力して、心が一つになる演奏をつくりたい」と呼び掛けた。

 田辺第九演奏会は、12月8日午後3時から、紀南文化会館大ホールである。指揮者は村上寿昭さん、管弦楽は関西フィルハーモニー管弦楽団。ソリストは、榎本桂子さん(ソプラノ)、小林由佳さん(メゾ・ソプラノ)、村上敏明さん(テノール)、原尚志さん(バリトン)が務める。

 入場料は4千円。チケットは10月17日から紀南文館や市教委文化振興課などで販売する。託児所の申し込みは11月26日まで(保育料は千円)。

 問い合わせは、田辺市教育委員会文化振興課(0739・26・9943)へ。