和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2019年11月13日(水)

古座川流域でモクズガニ漁始まる

仕掛けた籠から取り出されるモクズガニ(和歌山県古座川町小川で)
仕掛けた籠から取り出されるモクズガニ(和歌山県古座川町小川で)
 和歌山県古座川町の古座川流域など各地の河川でモクズガニ漁が始まっている。流域の住民らが夕方、川底に魚のあらなどを入れた籠を仕掛け、翌朝引き上げている。

 紀南地方で一般的にズガニと呼ばれているモクズガニはイワガニ科で、中国料理の高級食材として知られる上海ガニの仲間。海で産卵し一時期を過ごしてから、川を遡上(そじょう)して育つ。産卵のため川を下る秋から本格的な漁が行われている。

 秋の味覚として人気があり、塩ゆでにしたり、みそ汁に入れて食べたりする人が多い。カニみそが入った甲羅に日本酒を入れて飲む人もいる。

 古座川流域の七川ダムから下流では、古座川漁協が9月1日~12月31日を漁期として、鑑札を発行している。組合員以外は有料。籠は1人3個までに制限している。

 昨年から自宅近くの川に籠を仕掛けている、同町小川の50代男性は「モクズガニは去年より多いように感じる。取ったカニは塩ゆでにして食べたり、近所の人にあげたりしている」と話していた。