和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2019年10月19日(土)

17億円の黒字 田辺市の2018年度決算

和歌山県田辺市の義務的経費比率推移(上)と投資的経費比率推移
和歌山県田辺市の義務的経費比率推移(上)と投資的経費比率推移
 和歌山県田辺市は、2018年度決算を発表した。一般会計の歳入は446億7291万円、歳出は427億596万円で、ともに前年度から約4%増。歳入から歳出と19年度に繰り越す財源を差し引いた実質収支は16億9739万円の黒字だった。しかし、毎年の収入に対する人件費や扶助費など経常的な支出の割合は増し、財政はやや硬直化した。

 歳入では、収入の3割超を占める地方交付税が0・9%増の151億3547万円。合併市町村の交付税を優遇する措置が段階的に縮減(18年度は2億9625万円減)しているが、公債費(借金返済)に対する算入額が伸びた。

 歳出では、義務的経費(人件費、扶助費、公債費)に物件費や維持補修費などを加えた消費的経費が0・4%増の244億6035万円。大坊小と三里小、扇ケ浜公園の整備など大型事業が続き、投資的経費は94・5%増の67億5972万円。

 借金に当たる地方債残高は6億6455万円減少し、490億3192万円。うち75・9%が後に交付税算入されるため、実質的な負担は4分の1程度になるという。

 貯金に当たる財政調整基金・減債基金は989万円増の128億8902万円。

 財政の弾力性を示す経常収支比率(数値が低いほど投資の余裕がある)は96・7%で、17年度より1・1ポイント悪化した。一般的に70~80%が望ましいとされている。