和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2020年10月21日(水)

ミカンの収穫スタート 今のところ不作傾向

極早生品種の「日南の姫」を収穫する農家(17日、和歌山県田辺市下万呂で)
極早生品種の「日南の姫」を収穫する農家(17日、和歌山県田辺市下万呂で)
 和歌山県紀南地方で温州ミカンの収穫シーズンを迎えた。最初は極早生品種で、最盛期は10月上旬以降。中心となる早生品種は11月上旬から始まる見込み。今のところ不作傾向で、農家らは今後の回復に期待している。

 収穫が始まったのは「日南の姫(ひなのひめ)」や「YN―26」。JA紀南(本所・田辺市)は15日から農家からの出荷を受け付け始めた。まだまだ少なく、今月下旬から本格化するとみられる。一方、市内の農産物直売所では少ないながらも今月初めから並んでいる。極早生品種は今後、「日南」や「ゆら早生」「上野早生」などが続く。

 田辺市下万呂の鈴木明さん(65)は、家族4人で17日から収穫を始めた。実太りや色づきは平年並みだが、昨年と比べれば遅く「今日は少ししか収穫できなかった。遅くなると価格に響く」とやきもきする。これからの天候で、育ちが良くなるのを期待している。

 JA紀南指導部によると、今年は不作傾向。要因は、花の数が少なかった上、満開後に少雨だったこと、さらに梅雨時期の日照不足もあり、生理落果が多かったとみている。味に影響する糖度は5日時点で、平年より低く、酸度もやや低くなっている。