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2019年10月20日(日)

PwC Health Research Instituteリポートが現代医学の進歩の妨げとなる健康の社会的決定要因を指摘

PwC Health Research Instituteリポートが現代医学の進歩の妨げとなる健康の社会的決定要因を指摘

AsiaNet 80647 (1805)

【ニューヨーク2019年9月24日PR Newswire=共同通信JBN】
*調査対象の消費者の57%が、医師は患者である自分の健康に影響を与える重要な社会的要因について話したことがないと回答
*PwCのヘルスケアリーダーは、切迫感を新たにしなければ医療の進歩は効果のないものになってしまうと指摘

われわれの行動と健康の社会的決定要因に起因する病気の増加は、富裕国、貧困国双方の予算を圧迫し、生活を改善させる現代医学の力を抑圧している。PwCの新しいレポート「Action required: The urgency of addressing social determinants of health(求められる行動:健康の社会的決定要因に今すぐ対処を)」では、医療関係者が今、行動する必要がある理由を概説している。

健康の社会的決定要因、つまり社会的孤立、経済的不平等、汚染、食品砂漠といった、われわれが暮らし、働く場所の社会的、経済的、環境的要因は、世界中のあまりにも多くの人々が健康的な選択をするのを妨げている。そして、その影響を無視することはできない。PwCは、2025年までに多くの国で、人口の68%を超える人々に肥満・太り過ぎが見られるようになると予測している。住宅、運動、メンタルヘルスのサポートや、薬の購入余力が持てるよう人々を支援する社会的決定要因戦略に早期に投資することで、政府と医療制度は長期的にコストを引き下げ、健康転帰を改善できる立場にある。

PwCの世界と米国の保健産業部門リーダー、ケリー・バーンズ氏は「人々が社会的支援を受けられず、健康維持にすぐに役立つリソースにアクセスできない場合、革新的な医療は効果のないものになってしまう。これは選択の問題ではない。社会的決定要因に基づいて行動しない医療機関や政府機関は、いたずらにコストを膨らませ、健康状態が悪化するのを見ているだけになってしまう」と語った。

リポートの結果は、特に肥満や糖尿病に関しては、早期に介入して慢性疾患の進行を阻止あるいは遅らせることで、医療制度と政府が健康の社会的決定要因をターゲットにできる余地があると提言している。

▽健康の社会的決定要因の誘導方法:大胆な行動のための5つのステップ

PwCは、利害関係者の健康の社会的決定要因戦略策定に役立つ以下の5つのステップを挙げている:

1. 全体としての意思形成を。あまりに多くの医療関係者が、社会的決定要因について話をしていない。PwC Health Research Institute(HRI)の2019年6月のグローバル消費者調査の回答者のうち、医師からそうした話を持ち出されたことがあると答えたのはわずか43%だった。看護師、薬剤師、栄養士などその他の医療従事者がそうした話をする比率はそれよりはるかに低く、より幅広い医療従事者を巻き込んでいく余地があることを強調している。会議の招集者は、各利害関係者により多くの病気を予防することの長期的な利点を明示することで、システム内の仲間全員を一致団結させやすくなる。

2. 仲間が共通の目標に向かって取り組むことを可能にする枠組みの策定を。頑張って仲間同士の連携づくりを終えたら、ミッション、インセンティブ、視点が異なる異質な職場を一体化させるという日々の課題を克服しなければならない。2019年のHRIのグローバル消費者調査で回答した消費者の約3分の1が、シームレスな体験を生み出す、より一体化されたケアを期待しており、医療とソーシャルサービスのつながりに改善の余地があることが示された。

3. 得られたデータインサイトを意思決定に生かせ。予測分析は、個々人の行動と母集団の行動の両方を考察するのにも利用できる。多くの消費者は、変更するには個々人がある程度責任を持たなければいけないと感じているが、PwCの2019年HRIグローバル消費者調査の回答者の47%は、医療提供者が、病歴を考慮して、将来、どのような医療サービスが必要になる可能性があるかについての予測を患者と共有していないことを示している。患者が動機付けを見出したとしても、慢性疾患を予防するための情報やツールがないことが多い。

4. コミュニティーを巻き込み、反映させる。健康の社会的決定要因戦略は、人々の暮らしと働き方に根ざしたものでなければならない。HRI消費者調査の回答者の56%は、自分の健康をサポートするためにスマートフォンを使用している、あるいは使用する予定と回答しているが、テクノロジーは、それを使用するコミュニティーメンバーに受け入れられ、信頼されている場合にのみ役に立つ。小売業者、技術提供者、在宅医療従事者、教育者は、消費者を取り込む新たな方策を提供できるはずである。

5. 測定し、再展開を。シドニー西部では、住民の糖尿病予防に取り組む地域連合が体重やHbA1Cレベルの低減といった測定可能な目標を設定、どの介入がうまくいったかを測定し、コストの動向を追跡するのに役立つ糖尿病ダッシュボードの開発を始めた。毎年の年末総括リポートと翌年の計画は、戦略と投資のさらなる改善に役立った。

PwCのケリー・バーンズ氏は「健康の社会的決定要因のリーダーたちは連合を組み、データと予測分析の潜在力を活用し、介入への初期投資が人々の健康と生活に多大な影響を与える可能性がある分野を特定した。こうした行動が、医療制度や政府だけでなく、世界中のより多くの人々が享受可能な健康寿命に与える変革効果を過小評価することはできない」と語った。

PwCの新しいリポート「求められる行動:健康の社会的決定要因に今すぐ対処を」の詳細については、http://pwc.com/sdoh でレポートのダウンロードを。

▽PwCについて
PwCが目指しているのは、社会に信頼を築き、重要な問題を解決することである。われわれは、世界158カ国にある(メンバー)ファームのネットワークであり、23万6000人以上のスタッフを抱え、高品質のアシュアランス、助言、税務サービスを提供している。詳細およびPwCへの要望については、ウェブサイトwww.pwc.com を参照。

PwCとは、PwCネットワークおよび/ないしは独立法人である1社あるいはそれ以上のメンバーファームのことである。詳細については、www.pwc.com/structure を参照。

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ソース:PwC




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