和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2019年08月18日(日)

最高賞は「チョンティチャ」 田辺・弁慶映画祭コンペ部門

【弁慶グランプリを受賞した「チョンティチャ」の福田芽衣監督(右から2人目)=11日、和歌山県田辺市新屋敷町で】
【弁慶グランプリを受賞した「チョンティチャ」の福田芽衣監督(右から2人目)=11日、和歌山県田辺市新屋敷町で】
 第12回「田辺・弁慶映画祭」(実行委員会主催、紀伊民報など協賛)のコンペティション部門の表彰式が11日、和歌山県田辺市新屋敷町の紀南文化会館であった。最高賞の弁慶グランプリは、福田芽衣監督の「チョンティチャ」が受賞。女優賞も同作品の長月凛さんが選ばれた。


 「チョンティチャ」は、ミャンマー人とタイ人のハーフとして日本に生まれた少女が主人公。自らの生い立ち、居場所、名前などに違和感を抱えながらも、心に波風を立てないよう日々を過ごしていたが…というストーリー。


 福田監督は「本当にびっくり。自信がなく、映画祭に行きたくないと泣きわめいたりしていたが、田辺に来てよかった。次の糧にして、また頑張りたい」と喜んだ。


 特別審査員で東京テアトル映像事業企画調整部の沢村敏さんは「今年の出品作の傾向の一つにグローバル化というものがあったが、この作品は象徴的。接戦だったが、テーマの視点の高さ、問題提起の一面があったことに関して、他の作品より一歩抜きんでていた」と評した。


 コンペ部門は新人監督が対象で、今年の応募数は過去最多の165作品。入選7作品を9、10の両日に上映した。


 グランプリ、女優賞以外の受賞は次の通り。


 エイガ・ドット・コム賞=「不感症になっていくこれからの僕らについて」(品田誠監督)

 TBSラジオ賞=「からっぽ」(野村奈央監督)

 キネマイスター賞=「すばらしき世界」(石井達也監督)

 観客賞=「ウーマンウーマン」(近藤啓介監督)

 男優賞=團悠哉「すばらしき世界」