和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2019年10月20日(日)

子どもの避難位置GPSで確認 白浜の保育園で実験

園庭への避難を終えた園児ら。関係者は手前のタブレット端末で位置情報を確認した(和歌山県白浜町堅田で)
園庭への避難を終えた園児ら。関係者は手前のタブレット端末で位置情報を確認した(和歌山県白浜町堅田で)
 和歌山県白浜町堅田の堅田保育園で25日、衛星利用測位システム(GPS)発信器を付けたライフジャケットを園児が着て避難する訓練があった。協力した田辺市新庄町のNPO情報セキュリティ研究所職員が位置情報をタブレット端末で確認し、効果を実験した。

 地震と火災を想定した訓練で、園児はライフジャケットを着て園庭へ避難。その動きを同NPO職員が端末で確認した。さらに迷子が出ることも想定し、同NPOの職員がGPS発信器を付けたヘルメットをかぶり、園庭から離れた場所に待機。端末を持った別の職員がその位置情報から探し出すことも確認した。

 同園の笠原惠利子園長は「子どもたちはスムーズに避難できていた。位置情報が分かるというのは災害時にも役立つと思う」と話した。

 園児の位置情報は、田辺市新庄町のビッグ・ユー内にある同NPOの事務所でも臼井義美代表理事らが大型モニターで確認していた。臼井代表理事は「被災者がどこにいるか分かるので、救助に有効だと感じた。今後は、より効果的な使い道を考えていきたい」と話した。