和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年02月29日(木)

公金着服で職員免職 那智勝浦町

 和歌山県那智勝浦町は3日、町の公金を着服したとして、建設課副主査の男性職員(33)を懲戒免職処分にした。2021年11月~23年1月に計約280万円を着服していたという。調査に協力し、2月1日には全額を返還したとして、現時点では損害賠償請求や刑事告訴をしない方針。

 男性職員は、架空の支出、水増し支出、カラ出張など不正を繰り返し、公金を着服していたという。支出に際しては、必要な金額がいくらで、その理由はこれだという書類を別の職員が確認することになっているが、町は「見落としていた分もあった」と説明。今後はチェック体制を徹底する。

 町によると、1月23日に本人が着服を告白。競馬でできた借金があり、その返済に充てていた。「やってはいけないことをやってしまった。申し訳ないことをした」と話したという。町は職員の氏名を公表していない。

 町役場で会見した堀順一郎町長は「町民の信頼を失うことになり、大変申し訳ない。綱紀粛正に努めたいし、信頼される町政となるよう尽力していきたい」と述べた。自身の給料の月額10%を1カ月間、減額する意向を示した。職員の上司3人も減給処分とする。